アランパカフェ(AlanPa-Cafe)~Daily Treasure

焚火とコーヒーで語る、人生折り返し男の独りごと

急転直下のソロキャンプ~南アルプス三景園オートキャンプ場

キャンプ大好きな私のファミリーですが、基本的に夏キャンプをあまりしません。

でもこの夏は、みんなのお休みが何日か重なるということで、早いうちから夏のキャンプ場を予約していました。

が、しかし!

このタイミングで急遽、上の子が入院(足の手術)をすることになったのです(涙)

当然ですが、

「キャンセルだね....」

という話の流れになりました。昨年は受験でキャンプへ行けなかったので、今年こそは楽しみにしていた分、ショックもそれなりでした。

私自身も久々のファミリーキャンプだったのでとても残念でしたが、それも仕方のないこと。冗談交じりに、

「オレのソロキャンにでも切り替えるか?....な〜んてね」

とつぶやいたら、

「それもいいんじゃない。いってらっしゃい。」

と、あっさり過ぎるくらい想定外の反応が(驚)

「...じゃあ、お言葉に甘えて」

ということで、急遽ソロキャンに切り替わったのです!

 

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キャンプには欠かせないオイルランタン

 

今回予約していた場所は、家族全員が大好きなキャンプ場、南アルプス 三景園オートキャンプ場です。

鳳凰三山』『甲斐駒ヶ岳』『八ヶ岳』の3つの山の景色が見えること、そして『山』『川』『森』の3つの景色が楽しめることから命名されたキャンプ場。

 

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愛用のソロベースです。やっぱりイイ!(自己満足)

 

このキャンプ場が好きな理由は、その景観や雰囲気の良さ。

林間にあるサイトは、どれも広くゆったりとしていて、樹木の生え方も素晴らく、本当気持ちが良いです。

 

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パンの代わりに卵を使ったチーズ豚キムサンド(我ながら絶品!)

 

サイトの傍を流れる川は躍動的で美しく、水がとても澄んでいます(さすが南アルプスの天然水)

切れ目なく続くその水音は、昼間は力強く壮大な流れを感じ、夜に至っては心地良い子守唄にすら聴こえます(by 個人的主観)

 

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ウッドプランク初挑戦!美味しく出来ました(量が多すぎたけど:汗)

 

そして何といっても管理人のおばちゃん(子供たちは“山梨のばぁば”と呼んでます)の気さくな人柄も、このキャンプ場の醍醐味の一つなのかな、と。

子供たちのことを覚えていてくれて、来られなくなったことをとても残念がっていました。

(帰る間際、おばちゃんから子供たちへお手紙をいただきました。おばちゃん、ありがとう!)

 

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そして夜は、大好きな焚火を心ゆくまで....

 

幾度となく脚を運んだ三景園オートキャンプ場でしたが、何度行っても良いものは良い、素晴らしい場所ですね。

キャンプ場周辺にはサントリー白州工場やシャトレーゼの工場があり見学ができます。

他にも信玄餅で有名な金精軒、日本酒醸造所の七賢や温泉なども何ヶ所かあり、老若男女それぞれが楽しめる場所だと思います。

 

次こそは是非、家族みんなで行きたいなぁ。

 

※キャンプ場の詳細情報は下記ホームページをご覧ください

www.sankeien-camp.com

 

 

ソロキャンプ デビュー!~長者の里キャンプ場

今、日本では空前のキャンプブームがきています。

 

昔からキャンプが大好きで、途中のブランクを無視すればキャンプ歴20年を超えます

が、そんな私でもソロキャンプというものをしたことがありませんでした。

流行りに乗ったというわけじゃないですが、会社の事情でたまたま平日に連休を取得することになり、『コレを機にやってみるか』ってことで、ついにソロキャンデビュー!

(2020年11月、と少し前の話ですが掲載します)

 

私がデビューに選んだ場所は岐阜県揖斐郡揖斐川町にある長者の里キャンプ場。

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標高620mにある人里離れた林間サイトで、横を小さな川が流れています。

森の文化博物館で受付をするのですが、フロントのおっちゃんに

 

「こんな寒い時期に一人でよくやるねぇ」

 

と言われ、

 

「そうですよね、こんな時期に来る物好きいないですよね~」

 

と苦笑しながら答えたら、

 

「昨日から一人で来てる男の人と、今日から一人で来る女の子いるよ」

 

『って、他にもいるんじゃん!』

 

と心の中でツッコミを入れながら受付完了。 

荷物は駐車場で一輪車(現地で自由に借りられる)に積み替え、予約しておいた川沿い

のサイトへ。小さな川ですが素晴らしく水が澄んでいて、たくさんの魚影が素早く動く

のを見ることが出来ました。(次に来ることがあれば、釣竿を持参したいですね)

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公衆トイレ(キレイに清掃されていました)に行くと、気になる看板が....

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あとでおっちゃんに聞くと、

 

「今年はまだ1回しかみてない」

 

『って、やっぱ出るんかい!』

(この辺りの山なら熊が出てもおかしくない雰囲気です)

 

今回は殆どの食事をホットサンドメーカーで調理しました。

中でも中華五目焼きそば(たまご包み)は我ながら絶品!

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今回、ソロキャンデビューのためにメルカリで購入したテントは、パップテントの代表格バンドックソロベース(やっぱカッコイイですね~:自己満足)

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2泊3日の初ソロキャン、いつものファミリーキャンプとはまた違った魅力がたくさんあ

りました。

食べたい物を自由に作って食べ、大好きなコーヒーを時間を気にせずの~んびり挽いて淹れ、川のせせらぎを聴きながら濃い目のコーヒーを嗜む。

おっちゃんがくれた立派な柿は無造作にナイフでカットし、そのまま口へと運ぶ。頬張った果実は旬の甘みと大自然の香りを、口いっぱいに広げて主張する。

たまたま出会った名前も知らぬソロキャンパーと軽く挨拶を交わし、過去の体験からくるソロキャン極意、オススメのキャンプギア・キャンプ場の情報を教えてもらう。

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夜は一番の楽しみである焚火を心ゆくまで堪能。

燃え盛る炎は、日常で溜まった心の埃を粛々と燃やし、炎が終わりに近づくころには、心まで軽くなったような感覚になる。

 

人生初のソロキャンプ、日常から離れた、とても贅沢で優雅な時間を創造できました。 

 

長者の里キャンプ場はとても静かなキャンプ場なので、しっぽりとソロを楽しみたい方にはオススメだと思います。

少し気をつけなければならないのは、

①サイトが小さめなので、大きなテントやタープは設置に注意が必要

②近くに食材を調達できるお店が全くないので、前もって持参する方が良い

 (一番近い地元スーパーでも車で30分くらいはかかると思います)

と、いうことですかねぇ。

 

※利用料金などの詳細情報は揖斐川町のホームページをご確認ください。

(参考に、長者の里キャンプ場へのリンクを貼っておきますね)

www.town.ibigawa.lg.jp

 

ソロキャンパー向けアイテムなら【ZEN Camps】

 

 

 

 

 

 

 

 

☆はじまりは、コーヒーから

初めてブラックコーヒーを口にしたのは、14歳だった。

 

その日、バスケ部の練習試合帰りに駅裏のカレー屋さんで友人3人とランチをとること

になった。カウンター席しかない店内に横並びで座り、4人全員が日替わりランチを注

文すると、

「食後にコーヒーかシャーベットが付きますが、どちらになさいますか?」

と店員のお姉さんが微笑みながら聞いてきた。一緒にいた友人たちと何故か緊張しなが

ら無言で交互に目を合わせたあと、みんな視線を一番端の席にいたT君に移した。T君は

あわてて

「ア、アイスクリームで」

と言った。内心

『アイスクリーム?!シャーベットだろ?』

と思いながらも指摘せず、隣に座っていた私は反射的に                           

「オレはコーヒーで....」

と答えてしまった。ちょっと驚いた友人2人も続けざまに

「おれもコーヒーで」「おれも同じ!」

と言った。

 

ランチのカレーをガツガツ食べていると、カウンターの中で店員のお姉さんが理科の実

験道具みたいなもので作業し始めた。アルコールランプで熱せられた透明な水が吸い上

げられ、褐色に変化するのを

『すげぇ!コーヒーってこうやって作るのか、おもしろっ』

と出来上がるまで、カレーを食べながら横目でジッと見ていた。

カレーで腹を満たし終え、隣で旨そうにシャーベットを食べるT君を見ながら

『オレもシャーベットにすれば良かったかなぁ?』

とちょっぴり後悔していると、いよいよコーヒーが目の前に運ばれてきた。

さっき目の前で作られた褐色のコーヒーは、小さなカップの中で漆黒に色を変え、立ち

上る湯気とともに何とも表現できない不思議な薫りを放っていた。一緒にコーヒーを頼

んだH君とK君は砂糖とミルクを入れ、かき混ぜ始めた。それを見ていた私は一瞬にして

ある出来事を想い出し、おもむろに砂糖とミルクをソーサーから取り去って

『どうだ!』

と言わんばかりに、漆黒のコーヒーをそのまま口に流し込んだ....

 

小学校の頃、母方の叔父が夏休みになると時々近所の喫茶店に連れて行ってくれた。決まって私はクリームソーダを、叔父はホットコーヒーを注文した。コーヒーには砂糖とミルク(それと豆菓子)が付いてくるのに、叔父はいつもそのまま飲んだ。

「どうして何にも入れないの?それで美味しいの?味、ある?」

「おぉ、旨いぞ。薫りも味がする。」

「かおりのあじ???!」

 

...『苦っ!....んっ?!』

一瞬だけ苦いと感じたあと、喉から鼻に甘い薫りがスーッと広がっていった。

『コレだっ!かおりのあじ!!』

その後、カフェでバイトをする17歳になるまでブラックコーヒーを口にすることは無か

ったが、毎日欠かさずコーヒーを飲む今となっても、あの

『かおりのあじ

は私の心から離れない(きっと、この先もずっと)。

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 ※大好きなコーヒーを片手に【AlanPaカフェ】はじめました。

 とりあえずコーヒーの話から始めましたが、これからいろんな話を載せていきます。

 breaktimeなどに気軽にお立ち寄りください。

 (次回は大好きな『キャンプ』関連の話を書きたいと思ってます)

 

 

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